あなたはお花屋さんでキレイな花を見たときになんの花かわかりますか?
それはバラなのかカーネーションなのか菊なのか・・・
その中で飛躍的な進化を遂げている花があります。
トルコキキョウ|英名:リシアンサスと呼ばれるお花です。
代表的なのは花弁の中心がホワイトで、花弁の先が紫色のツートンカラーの花です。

そんなトルコキキョウですが、フリンジ咲きとよばれる品種を生産者が手間暇かけて
育て上げる大輪仕立てにすることで見た目がまったくの別物へ
あなたが【キレイなバラ!】と手に取ったお花は実はトルコキキョウかも・・・!
トルコキキョウを栽培して30年以上の産地で作り手の品種を選んできた自分が教えます‼
この記事を読むことでトルコキキョウがどんな花かわかります。
トルコキキョウの中で様々な種類があることがわかる。
あなたが好きなトルコキキョウが見つかる!!
花の品種数は1000種以上!花の育種は全世界トップクラス
トルコキキョウの育種が始まったのは30年以上前のこと…
世界の育種レベルが日本の育種レベルに到達するには10年以上も開きがあると言われています。
花弁の枚数が違う
- 一重咲きと呼ばれる、5枚の花弁でシンプルな花
- 八重咲き呼ばれる、花弁枚数が多くゴージャスな花
花弁の形が違う
- [丸弁]花弁が丸い
- [剣弁]花弁が尖っている
花弁にフリルがある
- [フリル]花弁が波打っている
- [フリンジ]花弁の端がギザギザとしている
咲き方が違う
- 花弁がしっかり開き、平面的
- 花弁が立っていて立体的[これがバラに見間違える!
色はカラーチャートができるくらい豊富
- ホワイト~クリーム系ホワイト
- 薄いピンク~濃いピンク
- ローズピンク~レッド
- クリームイエロー~蛍光イエロー
- パープル~ラベンダー色
- 薄いグリーン~蛍光色グリーン
- ブルー~バイオレット
- ツートーン色
- アンティークな色
- かすりが入った色 ※スプレーを吹きかけたような発色
- 花弁に縦筋の発色
花の大きさ
- 大輪 10cm~
- 中輪 7cm~
- 小輪 6cm未満
バラに見間違える大輪仕立てのトルコキキョウ
通常のトルコキキョウはたくさんの蕾をつけ、たくさんの花を咲かせる花です。
大輪仕立てとは花の数を制限し残した花に栄養を集中させることでその花を充実させるこだわりの栽培技術です。
作り手のこだわり
- 花をもっと大きくしたい。
- 咲かせる花をもっとキレイに咲かせたい。
- すぐしぼまないようにしたい。
- 花が下に向かないように茎を硬くしたい。
花が咲く前、蕾の状態で3輪程に蕾を制限することで、その蕾に栄養が集中していき大きな花を咲かせます。
作り手によって、大輪仕立てに合う品種が選ばれゴージャスな花が花屋さんに並ぶことになります。
大輪仕立てに合う品種とは?
- 花が大きい品種[10cm以上]
- フリル・フリンジの品種
- 立体的な咲き方の品種
実は花持ち抜群!夏はバラよりトルコキキョウ!
野生のトルコキキョウは5~7月頃に開花する為、夏場の暑い時期でも花持ちが良い花です。
通常の蕾がたくさんついたトルコキキョウも飾っていると次々と花が咲いていくため、鑑賞できる期間が長いのが特徴です。
大輪仕立てのトルコキキョウは蕾がついていないため、この花がしぼむと終わりかなと思ってしまいます。しかし栄養が集中した花は咲いている期間が長く、栄養剤を吸わせることでさらに大きく開いてきます。
花が大きいため、1本・1輪でもボリュームがあるので、1輪挿しでも絵になります。
トルコキキョウだけでいろんな品種を組み合わせて飾ってもオシャレです。
バラのようなゴージャスでキレイな花をオシャレに飾りたい人は大輪仕立てのトルコキキョウがオススメです。
まとめ
- トルコキキョウの品種は1000種以上[花弁の形・フリル・咲き方・花の大きさ]
- 大輪仕立てと呼ばれるバラのようなトルコキキョウがある。
- 花持ちは暑い夏でも抜群‼長い鑑賞期間