モエマム
ふわっと咲いて、じんわり惹きつける──Moe-Mumの存在感
Moe-Mum(モエマム)は、やわらかな花弁が幾重にも重なり合い、空気のように軽やかに、でも確かに視線を奪うマム。 そのたたずまいは、儚さと芯の強さをあわせ持ち、どんなシーンにも溶け込みながら、確かな存在感を残します。 ニュアンスカラーをまとったその表情は、アレンジに“静かな個性”を宿します。
Moe-Mumという名前の由来
“萌え”─草木が芽吹き始めるときの、ほんのり温かくなるような気持ち。Moe-Mumは、そんな感情にそっと火を灯すマム。 かわいさやトレンド感をまといながらも、そこに“自分らしさ”を添えたいフローリストに寄り添う花です。

花の特徴
- Moe-Mumは、ディスバッドマムと呼ばれる仕立て。側蕾を落とし、最初の花にすべてを注ぐように咲かせた、一輪入魂の美しさ。
- るもいではハウス内で“フルブルーム”に咲かせ、13cm以上の大輪での出荷を推奨。見た瞬間に心を奪うサイズ感です。
- 萌えるような品種構成──ベーシックに留まらず、ひねりの効いた花型や、アンニュイなニュアンスカラーが揃います。
- ベージュピンクやモーヴグレー、スモーキーライラック。色のトーンが絶妙だから、花合わせに奥行きが生まれます。
- 空気をはらんだようなボリューム感と、透け感のある軽やかさ。その両方を兼ね備えた稀有な存在です。
- 秋冬のブライダル、クラシックな装花に、静かな華やかさを添えるアクセントとしても。
選別規格
SinMoe
ハウスでフルブルームに咲かせた、圧倒的な存在感の規格。
価格 | 250円 |
長さ | 60㎝ |
花の大きさ | 13㎝~ |
結束数 | 5本 |
箱入り本数 | 10本入り |
Moe
スタンダードな主役。脇役にも光を宿せる万能タイプ。
価格 | 180円 |
長さ | 50㎝以上 |
花の大きさ | 10㎝~ |
結束数 | 10本 |
箱入り本数 | 20本入り |
Mini
アレンジの中で“効く”サイズ。デイリーにも、ギフトにも。
価格 | 120円 |
長さ | 40㎝~ |
花の大きさ | 9㎝以下 |
結束数 | 10本 |
箱入り本数 | 30本入り |
Lineup
品種のレア度|☆☆☆☆☆
- ★☆☆☆☆|ビギナーレベル|カタログ掲載品種・供給量多い・メーカー品種
- ★★☆☆☆|プロレベル |カタログ掲載品種・供給量少ない・メーカー品種
- ★★★☆☆|マニアレベル |カタログ外品種・供給量少ない[拡大試作と呼ばれる]・個人育種家品種
- ★★★★☆|オタクレベル |カタログ未掲載・試験番号品種[先行試作呼ばれる]・個人育種家品種
- ★★★★★|マボロシレベル|品種化するかもわからない[研究試作と呼ばれる]・供給がほとんどない
※担当者リッキーの独断と偏見のレア度設定ですのでご注意!!
各時期の出荷の目安
- 画像の下の数字は月です。
- [〇]出荷数量は潤沢にある。
- [△]出荷数量は少なめ。
- [✕]出荷なし。
精興園
デリフロール

7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
✕ | △ | 〇 | 〇 | △ |
デュメンオレンジ

7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
✕ | △ | 〇 | 〇 | △ |
染めマム
試作導入|ピンポンマム

7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
✕ | △ | △ | △ | ✕ |
年間出荷計画
合計 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 |
8万本 | 0.5万本 | 1.5万本 | 5万本 | 1万本 |
アレンジに“余白”を与える存在感
- 一輪で空間が仕上がる。そんな“密度”と“軽やかさ”の絶妙なバランス
- トレンド感のある色展開で、ブーケにもディスプレイにもフィット
- 和洋どちらのスタイルにもなじみ、アレンジの幅が広がる
- フルブルーム出荷による高い完成度と、安定した花持ち
こだわりの生産背景
冷涼な気候に包まれた北海道・るもい。 その昼夜の寒暖差は、マムの花色に深みを与え、花弁の重なりを繊細に描き出します。
Moe-Mumは、ハウス内でその時々の気候を見極めながら、ていねいに管理され育てられています。 大輪であってもくたびれない──その秘密は、地温・光・風を感じながら育つ、1輪1輪への目配りにあります。
今年は栽培面積が広がり、作り手も増加。それにともなって出荷期間も拡大しています。 重陽の節句(9月9日)を皮切りに、Moe-Mumの季節がゆっくりとはじまり、秋の深まりとともにその存在感を増していきます。
あなたに寄り添う、ここにしかない花の物語
Moe-Mumは、花屋さんの“こんなマムがほしかった”をかたちにしたマム。
定番でもトレンドでもない、ちょうどその間にある「空気感」を添えてくれる花。 印象に残るのに出しゃばらない、絶妙な“間合い”で作品に寄り添ってくれる存在。
るもいの風とともに、静かに、確かに咲いたその1輪を、あなたの手に。